The Blind Watchmaker

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2010.01.04[月] カメムシはなぜ群れる?

 副題として『離合集散の生態学』となっており、やや専門的な書です。全部で6章からなり『餌をめぐる集合と分散』、『捕食者をめぐる集合と分散』、『異性をめぐる集合と分散』、『越冬場所をめぐる集合と分散』、『繁殖場所をめぐる集合と分散』、『飛翔性喪失の進化』です。集合と分散といった対極的な行動が織りなす適応的な戦略を、生態的学な観点から眺めてみることを目的とされています。

 論理の検証には実験から得られたデータを明示し、わかりやすく解説されています。特に興味深かったのは、3章の『異性をめぐる集合と分散』で、『なわばり防衛行動とあぶれ雄の戦術』、『闘争における非対称』、『なわばり行防衛のコストとなわばりの崩壊』、『なわばりとハレム』のトピックです。

 『闘争における非対称』ではゲーム理論より解説されていますが、フォン・ノイマンのゲーム理論を知らなければ理解するのは少し難しいのではないのでしょうか。それともこの本を読む読者は、この程度のことは知っているというスタンスなのでしょうか。

 『なわばりとハレム』では一夫多妻制に分類が存在するのを初めて知りました。

 1.資源を防衛する一夫多妻制
 2.雌を防衛する一夫多妻制
 3.雄の優劣関係による一夫多妻制

に分類されるそうです。多くの動物で見られるのが、2の分類ですね。人間は3になるのですかね。


book_kamemoshi.jpg

著者 藤崎 憲治   京都大学学術出版会

 


Comment
2010.01.12 Tue 16:13  菊子 #uG6gtzZ2
4、5日前、
自転車の籠にカメムシが
入っていました。
本当は葉陰などで
冬籠りするのでしょうか。

分類の仕方、興味津々。
男の方は腹が痛いのでは?
何処の国でも、
多少意味合いが違っても、
ハーレム如きの存在。
勿論日本の天皇家にも。

皇太子妃・雅子さんの苦しみがなくなったかも。
でも道徳的に嫌ですけど。
カメムシ  [URL] [Edit]
カメムシの越冬場所は、枯れ木や樹皮のすきまなどです。

自然環境において越冬場所が少なくなったので、
この頃は人家に潜り込む事が増えているそうです。
Re: カメムシ  [URL] [Edit]







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