The Blind Watchmaker

京都在住のcyobiによる雑記帳です 

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2012.11.30[金] 日本国際賞受賞者講演

 国際科学技術財団が顕彰する日本国際賞受賞者の講演が、同志社大学でありました。世界最強のネオジム磁石を開発した、佐川眞人博士の講演です。

 1960年代に開発されたSm-Co系磁石は、希少資源であるコバルトを使用しているため、応用範囲は限られていました。そのため佐川博士は1982年に磁性材料として豊富な鉄を利用し、Sm-Co系磁石の最大エネルギー積を超えるNd-Fe-B系磁石を開発されました。ただレアアースであるネオジムを使用しているため、その使用量をさげるため、現在も開発が続いています。また、自動車用モーターなどに使用するには温度特性をさらによくする必要があるため、ディスプロシウムを添加する研究が進んでいるそうです。

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 2010年の受賞者である岩崎俊一博士と、『社会に貢献する科学技術とは?』のテーマでフォーラムがありました。岩崎俊一博士は、HDDに使用されている垂直磁気記録方式を開発されました。

 その中で『科学は知を拡げて新しい文化を生み、技術は物作りを通して社会を組織化し文明を築く』と話されていました。また、『科学は技術の母とよく言われるが、次の発想(創造)の基盤を作る技術は科学の父といえる』とも言われていました。ものづくりで生きていかなくてはならない日本は、科学分野でも先端を担わなければなりません。『二番ではいけないんですか』と言ったどこかのバカがいましたけど。

 技術発展の20年則があって、発明から応用にはおよそ20年かかっているようです。テレビジョンは1926年に開発され、日本では1953年に商業放送されました。コンピューターは1945年に開発され、PCは1971年に販売されました。垂直磁気記録は1977年に発明され、2001年にHDDで60Gbit/in2の記録密度になりました。このことからも、iPS細胞の研究も10数年後には実用化されていくのではないでしょうか。

 さらに技術革新の40年則があり、40年ごとに大きな革新が生まれているようです。1906年の真空管、1949年のトランジスタ、1980年代の超LSI。1901年の無線通信、1940年代のマイクロ波通信、1980年代の光通信などが例を挙げて説明されていました。次は2020年代の量子コンピューターでしょうか。
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